チャイルドラインとは

・チャイルドラインは1970年代の北欧で誕生し、世界中に広がっています。日本では1998年に初めて開設しました。現在では全国70余の実施団体が連携し、電話やチャットを使った子どもの「心の居場所」として活動しています。

・チャイルドラインは、「子どもの権利条約」の第3条で規定されている「子どもの最善の利益」の実現をめざし、子どもの意思を尊重し、こころに寄り添う活動を進めています。

・チャイルドラインは、「ヒミツは守るよ」「どんなことでも、いっしょに考える」「名前は言わなくてもいい」と約束しながら、悩みなどを乗り越えていくために、子どもの自主性を尊重し、自ら考える力を開花できるよう支えます。

・電話やチャットを受けるのは、全国の実施団体とそこに集まる2千人を超すボランティアです。子どもから寄せられる声は、年間20万件に及んでいます。

主な事業

(1)子ども専用電話・オンラインチャット開設運営事業

子ども専用電話(フリーダイヤル)は毎日の午後4時から9時まで、オンラインチャットは毎週の水・木・金・土曜(2023年8月現在)の午後4時から9時まで開設しています。

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(2)研修事業

「受け手養成研修」は毎年6月頃に研修生を募集し、一般講義のほかロールプレイを中心とした研修を実施しています。「インターン研修」は養成研修修了者でインターンとして認定された人を対象に実施しています。約1年かけて、主にロールプレイを中心とした研修を実施し、その修了者を対象に「受け手」を認定しています。「受け手継続研修」は「受け手」を対象に、子どもと向き合える姿勢づくりに励んでいます。継続研修は、月1回程度開催しています。

›››受け手養成研修のページはこちら→

(3)広報事業

子どもにチャイルドラインの番号や開設時間を知ってもらうため、道内の教育委員会と各学校の協力をいただき、カードの配布など行っています。また、チャイルドラインの活動目的や、かかってきた電話の傾向を知ってもらうため、年1回「広報誌」を発行しています。

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「これまでの主な歩み」

2003年7月 「チャイルドラインさっぽろ」設立
8月 「第1期受け手養成研修」開講
2004年7月 道内初の「子ども専用電話・チャイルドライン」を開設
(電話番号は011-272-3756)
12月 NPO法人設立総会を開催
2007年10月 独自のフリーダイヤル(0120-7-26266)を実施
2009年5月 チャイルドライン全国ネットワークに参加
(フリーダイヤルは全国共通の0120-99-7777に変更)
2013年1月 「認定NPO法人」資格を取得
2017年5月 名称を「チャイルドラインほっかいどう」に変更
8月 高校生にもチャイルドカードを配布
2018年10月 設立15周年記念事業「北海道子ども支援団体連携フォーラム~子ども支援でつながろう」を開催
2020年12月 小樽市出身のジャズピアニスト・野瀬栄進さん作詞作曲の「チャイルドラインの歌 (ほっかいどう)」が完成。
2021年5月 2年間のトライアル期間を経て「オンラインチャット」を本格実施
2022年6月 札幌トラストライオンズクラブから、チャイルドラインほっかいどうの活動を紹介するDVDの贈呈
11月 チャイルドライン支援センターによる「ネットでんわ」の思考に参加
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