チャイルドラインとは

チャイルドラインは18歳までの子どもを対象とした「子ども専用電話」です。 世界では130カ国以上で設けられており、日本でも1998年に東京都世田谷区で初めて開設されました。その翌年に設立した特定非営利活動(NPO)法人チャイルドライン支援センターの呼びかけで、全国各地にチャイルドライン実施団体が誕生しました。北海道も、2004年7月に専用電話を開始しました。

「子ども専用電話・チャイルドライン」は、子どもが自ら考える力を開花し、自分の考えや気持ちを表現することのできる「居場所」の一つとして機能することも目指しています。そのため、会話を通して子ども自身が自分の考えを整理し、解決策を見いだせるよう、一緒に答えを探そうとする姿勢を持つことを基本に、子どもの主体性を尊重する聴き方で向き合っています。

主な事業

(1)専用電話運営事業

チャイルドラインは、共通のフリーダイヤル(0120-99-7777)を全国70余の実施団体とのネットワークで実施しています。開設時間は、毎日の午後4時から9時までで、「チャイルドラインほっかいどう」は月曜と水曜を担当しています

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(2)研修事業

「受け手養成研修」は毎年6月頃に研修生を募集し、一般講義のほかロールプレイを中心とした研修を実施しています。「インターン研修」は養成研修修了者でインターンとして認定された人を対象に実施しています。約1年かけて、主にロールプレイを中心とした研修を実施し、その修了者を対象に「受け手」を認定しています。「受け手継続研修」は「受け手」を対象に、子どもと向き合える姿勢づくりに励んでいます。継続研修は、月1回程度開催しています。

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(3)広報事業

子どもにチャイルドラインの番号や開設時間を知ってもらうため、道内の教育委員会と各学校の協力をいただき、カードの配布など行っています。また、チャイルドラインの活動目的や、かかってきた電話の傾向を知ってもらうため、年1回「広報誌」を発行しています。

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「これまでの主な歩み」

2003年7月 「チャイルドラインさっぽろ」設立
8月 「第1期受け手養成研修」開講
2004年7月 道内初の「子ども専用電話・チャイルドライン」を開設
(電話番号は011-272-3756)
12月 NPO法人設立総会を開催
2007年10月 独自のフリーダイヤル(0120-7-26266)を実施
2009年5月 チャイルドライン全国ネットワークに参加
(フリーダイヤルは全国共通の0120-99-7777に変更)
2013年1月 「認定NPO法人」資格を取得
2017年5月 名称を「チャイルドラインほっかいどう」に変更
8月 高校生にもチャイルドカードを配布
2018年10月 設立15周年記念事業「北海道子ども支援団体連携フォーラム~子ども支援でつながろう」を開催
2019年9月~ ネットでつながる「オンラインチャット」のトライアル実施
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